コンピュータのリース計画
コンピュータは何年持つか
ずばり 2 年。頑張って 3 年。
これはこれまでの経験則から考えたやまにょんなりの数値です。
この閾値を超えると、PC は故障しやすくなり、新人が持った PC の速度がうらやましくなり、付属品は紛失し、メーカー保守は打ち切られ、そして倉庫に放置され、結局は無駄にスペースを消費する、ただの漬物石になります。
ノート PC は顕著
特にこの傾向はノート PC に顕著です。
ノート PC を持つ理由はそれぞれあると思いますが、特に持ち運びをする目的で所有しているものは、2 年を過ぎると至るところで故障が発生します。
一例としては、電源コネクタの緩み・破損、液晶割れ、バッテリー破損、落下による筐体そのものの破損、タッチパッドやキーボードの応答性能劣化など。挙げればキリがありません。
ハードウェア保守には限度がある
IBM、HP、Dell などの製品は、通常 5 年が保守の限度とされています。
最近は延長も可能になったようですが、このメニューはそれなりに高価です。
Fujitsu などは古くから 6 年以上の保守を行っていたことで有名です。
しかし、品質については疑問が残る結果でした。
筆者の経験では、パーツの在庫不備による契約違反などもあります。
ソフトウェアも古くなる
Windows OS のメインストリーム サポートは 5 年です。ということは、まじめに計画すれば 5 年に 1 回はシステム リプレースをしなくてはならないというわけです。実は Windows Server OS もある程度リリースの周期が決まっていて、メジャー リリース (Windows 2000 Server から Windows Server 2003 など) は 4 年に 1 回、マイナー リリース (Windows Server 2003 R2 のリリースなど) はメジャー リリースから 2 年後、と言われています。
システム リプレースとリース期間
システム リプレースはタイミング良く実施
これらを考えれば、3 〜 4 年に 1 回、システムの見直し・リプレースを図るという方針は悪くない方針です。新しい OS を投入することに関する意味は、近年のセキュリティ向上、という方針からはよく理解できるはずです。
コンピュータのリースは 3 年がベスト
こういった事情から、構築したシステムで安全な運用が望める期間は、おおよそ 3 年が限界だと考えています。・・・
書いた人
やまにょん (途中ですよ)
最終更新時間:2006年05月11日 01時09分48秒