パフォーマンス情報の管理
パフォーマンス情報の管理
Windows Server 2003のパフォーマンスを管理する方法についてここでは紹介します。
なんの為にパフォーマンス管理をおこなうか?
最近、サーバの動作が遅いなぁ・・・?
ハードディスクが不安定だな・・・?
動作が不安定・・・?
と思った事はありませんか?
定期的にパフォーマンスの管理をしていれば、どの部分でのスペックが不足しているのか。
サーバがどの状態にあるのか?
そういった事を管理することができます。
パフォーマンスを管理する方法についてここでは紹介したいと思います。
パフォーマンス管理をする為の2つの方法について
ここでは、GUIツールとコマンドの双方を用いて同じことができますが、その2つの方法について紹介したいと思います。
マイクロソフトのサイト
システム モニタのカウンタ ログを作成して構成する方法(マイクロソフト サポート技術情報 - 302509)
システム モニタを使用してリモートの Windows 2000 コンピュータからパフォーマンス データをキャプチャする方法
(マイクロソフト サポート技術情報 - 811237)
実行できる権限について
この手順を実行するには、ローカル コンピュータで、Administrators グループまたは Performance Log Users グループのメンバであるか、適切な機関から委任されている必要があります。コンピュータがドメインに属している場合は、Domain Admins グループのメンバがこの手順を実行できる場合があります。セキュリティを考慮するうえで最適な方法として、この手順の実行に [別のユーザーとして実行] を使うことを検討してください。
とマイクロソフトのドキュメントにもあるように、この権限については普通のユーザ権限ではおこなう事ができませんので、ご注意ください。
カウンタログを利用する(GUIツール)
1.カウンタログを利用するには、「スタート」メニュの「プログラム」から「管理ツール」の「パフォーマンス」を選択します。
2.「パフォーマンスログと警告」の下の「カウンタログ」の順に展開します。
3.「カウンタログ」で右クリックし、メニューから「新しいログの設定」を選択します。作成するログの名前を入力します。
5.「全般」タブで「カウンタ追加」のボタンをクリックします。
6.監視するカウンタを追加します。
その時に、カウンタの内容がわからない場合は、以下の方法で内容の説明を表示させることができます。
上記画面で、説明をクリックします、
7.カウンタを追加したら、以下の画面になります。
ここでは、メモリの監視を追加しました。
8.ログファイルの形式を選択する
ここでは、ログファイルの保存形式が選択できます。
なお、それぞれに関しては以下のURLを参照ください。(マイクロソフトのドキュメント:データを扱う)
9.スケジューリング
ログ採取のスケジューリングをおこなう。
「スケジュール」タブを開いて、設定をおこないます。
10.設定できたら以下のようになります。
logmanコマンドを利用する(コマンド)
1.logmanコマンドのヘルプ
2.カウンタログの作成方法
・logman create コマンド・・・・・・・・・・カウンタログの作成
もしくは、「パフォーマンスログと警告スナップイン」を使用して作成する。
3.カウンタログの開始・停止について
・logman start カウンタログ名・・・・・・・・カウンタログの開始
・logman stop カウンタログ名・・・・・・・・カウンタログの停止
4.カウンタログの時間を指定して実行する
・logman -b m/d/yyyy hh:mm:ss・・・・・・・・開始日付および時刻の設定
・logman -e m/d/yyyy hh:mm:ss・・・・・・・・停止日付および時刻の設定
5.そのほかのコマンドについて
コマンドプロンプトからlogman /?を実行すると、利用可能なオプションが表示されます。
ログの内容
例としては以下のようになる。
なお、ファイルの場所はデフォルトでは、C:\perflogsの下になるが変更は可能である。
以下のエクセル表ですが・・・文字が隠れてしまっているので、実際には表示させてくださいませ。
\\GEMINI\Analysis Server 90:Memory\Page Pool 64 Alloc KB
なお、一番左が日付です。これが左から2番目の行だったりします。
トラブル&サポートページ
書いた人
TAKAKO@たーきょん
最終更新時間:2004年10月09日 15時55分41秒