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HSRPの仕様

HSRP の機能

Ciscoサイトから下記の内容については、まとめて転載しています。

Preemption

ルータが即座にアクティブ ルータになるための最高の優先順位をつけることができます。この機能によって、マスターのルータが復旧した場合にマスターのルータを元のルータに戻す事ができます。
優先順位は、設定した優先順位の値で最初に決定され、次に IP アドレスによって決定されます。いずれの場合も、値が高いほど優先順位が高くなります。

ルータはダウンする際、引き継ぐ際にメッセージを残します
⇒下の高、低は優先順位をあらわしています。

高⇒低:coup メッセージを送信
低⇒高:coup メッセージまたは hello メッセージを受け取ると、speak 状態に移行して resign メッセージを送信

優先使用遅延機能

設定可能な一定の期間、優先使用を遅延させる事が可能です。ルータはアクティブ ルータになる前にルーティング テーブルを実装できます。

HSRP の優先順位および優先使用を設定コマンド

standby [group] [priority number] [preempt [delay [minimum] seconds] [sync seconds]] コマンド

Interface Tracking

所定のグループの HSRP 優先順位を変更するために、HSRP プロセスでモニタ可能な、ルータ上の別のインターフェイスを指定できます。

指定したインターフェイスの回線プロトコルがダウンした場合は、このルータの HSRP 優先順位が下がり、優先順位が高い別の HSRP ルータがアクティブになります(優先使用がイネーブルになっている場合)。

HSRP インターフェイス トラッキングを設定コマンド

standby [group] track interface [priority] コマンドを使用します。

トラッキングしたインターフェイスが複数ダウンした場合は、優先順位は累積分下がります。優先順位の減少値を明示的に設定した場合、インターフェイスがダウンするとその値分の優先順位が下がり、この減少値は累積されます。優先順位の減少値を明示的に設定しない場合、インターフェイスがダウンすると 10 ずつ優先順位が下がり、この減少値は累積されます。

注:HSRP グループ番号を指定しない場合、デフォルトのグループ番号は 0 になります。


最終更新時間:2005年01月03日 11時41分55秒